Windows環境でLaTeX2εをインストール

投稿者: | 2011年4月13日

Windows環境でLaTeX2εを使うための覚書。

LaTeXについて

LaTeX以前にTeXという数式の処理に優れる組版ソフトがあり、そのTeXを使ってもっと簡単に論文やレポートを作成したいという要望のもとに開発されたのがLaTeXである。最新版がLaTeX2ε。なお、日本語に対応したLaTeX2εがpLaTeX2eである。一般にLaTeXと呼ぶ場合LaTeX2eのことを指すため以下からは単にLaTeXと記す。

LaTeXのインストール

インストールには阿部紀行氏が作成したTeXインストーラ3が手軽で簡単。
ダウンロードはこちら。 現時点で最新版は0.81r4(2011/04/13)。
abtexinst.exeを実行しインターネットに接続した状態で支持に従ってインストールを進めていく。
基本的にどの項目もデフォルト値のままで OK。

W32TeXとは

TeXインストーラ3に含まれるW32TeXはアスキーが開発したpTeX、pLaTeXを角藤氏がWin32環境に移植したもの。

Notepad++を使用しLaTeXを編集する環境を整える

Notepad++とは

フリーソフトウェアのソースコードエディタであり、様々なプログラミング言語をサポートしている。自動補完機能はもちろんあり、多くのプラグインによって機能を増やすことができる。

本家版はEUC-JPに対応していなかったり一部の日本語表示が化けたりする日本語環境における不具合があるためEUC-JP 対応版を使用する。
ダウンロードはこちら。 現時点で最新版はVer 5.8.7-6(2011/04/13)

設定

関連付けの設定を行うため、管理者として実行する。

まずは入力補完の設定をする。設定→環境設定→自動入保存/入力補完タブ→入力ごとに補完を行うにチェック。ラジオボタンは関数名補完を選択。

次に、ファイルの関連付けを行う。環境設定→ファイルの関連付けタブ→fortran, TeX,SQLをクリックし右側に表示された.texを選択し->をクリック。管理者権限で実行しないと正常に関連付けされないので注意。

Notepad++を使用し作成したTeXファイルをPDF形式で出力

NppExecのインストール

NppExecとはNotepad++上でコマンドを実行するためのプラグイン。これを利用すればNotepad++から外部のプログラムを実行出来る。インストールには内蔵されているPlugin Managerを使用する。
プラグイン→Plugin Manager→Show Plugin Managerをクリック。
Availableタブ内のNppExecにチェックをつけてInstall。 自動的にダウンロードとインストールが行われる。

NppExecの設定

プラグイン→NppExec→Follow $(CURRENT_DIRECTORY)をクリックしチェックを付ける。
これは開いているファイルのあるディレクトリをカレントディレクトリにする設定。

Executeをクリックしコマンド欄に以下の文を記入。名前はdvipdfmxとする。

NPP_SAVE
platex "$(FILE_NAME)"
dvipdfmx "$(NAME_PART).dvi"
pdfopen --file="$(NAME_PART).pdf"

このコマンドでは開いているファイルをセーブし、platexでdvi形式のファイルが作成される。そしてそのdviファイルをdvipdfmxによってpdf形式へと出力している。pdfopenは作成されたpdfファイルを開くコマンドである。

分かりやすく示すとこんな感じ。

[.tex]→【platex】→[.dvi]→【dvipdfmx】→[.pdf]

登録したコマンドにショートカットキーを割り当てる

NppExec内のAdvanced Optionsをクリックし、Associated scriptと書かれている部分のプルダウンメニューを開きdvipdfmxを選択する。Add/Modifyをクリックすると上のMenu items内に表示される。OKを押して設定を閉じ、Notepad++を再起動する。

Notepad++の設定→ショートカット管理からPlugin commandsタブを開き、dvipdfmxという項目を探す。(参考までに私の環境では35番にあった)

Modifyをクリックしショートカットキーを決定する。このショートカットは既存のものとかぶらなければ何でもいい。私はCTRL+SHIFT+Zに設定している。

これでTeXファイルを書いたあと設定したショートカットキーを押すことで自動的にpdf出力される。

Windows環境でLaTeX2εをインストール」への3件のフィードバック

  1. T. Kitamura

    ご質問があり、コメントに書かせて頂きました。

    パソコンやプログラミングに詳しくありませんが、
    texファイルを使用することになりましたので、参考にさせて頂きました。

    pdfに出力する際に下のようなメッセージがconsoleに出ました。
    どのようにしたらよろしいでしょうか?

    This is e-pTeX, Version 3.1415926-p3.4-130605-2.6 (sjis) (TeX Live 2013/W32TeX)
    restricted \write18 enabled.
    entering extended mode
    ! I can’t find file `S(FILE_NAME)’.
    S(FILE_NAME)

    (Press Enter to retry, or Control-Z to exit)
    Please type another input file name:

  2. Mochi 投稿作成者

    @T. Kitamura さん,初めまして.
    管理人のMochiと申します.
    おそらく,NppExecの設定で
    platex “S(FILE_NAME)”としているのが原因かと考えられます.
    正しくは,ドルマークを使用し,platex “$(FILE_NAME)”です.
    同様に,2行目3行目もドルマークですのでご注意ください.

    なお,申し訳ないのですがこちらの記事は少々古いものとなっております.
    TeXファイルをコンパイルすることは可能ですが,専用のエディタを使用したほうがもっと楽にTeXのコンパイルが可能です.
    よろしければ,こちら の記事を参照していただけますでしょうか.

    また何がご不明な点がございましたら,コメント欄におねがいいたします.
    それでは,失礼します.

  3. T. Kitamura

    @Mochiさん。
    ご返答ありがとうございます。

    新しい記事に気づきませんでした。
    新しい記事の方を参考にさせて頂きます。
    ありがとうございます。

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